偽りのないラーメン
酒を飲んだ後のラーメンは格別に美味しい。 数年前、深夜の旅行先でラーメンと書かれた小さな店に入り、ラーメンをたのんだところ、老婆がお湯を沸騰させ、インスタントラーメンの袋を引き裂いてめんを入れ約3分で出て来た。最近のインスタントラーメンは専門店に負けないくらい味はいいが、600円の値段にはちょっとビックリ。
先週、内山道明さん(徳之島出身)が鹿児島市内で経営する居酒屋「うりずん」に足を運んでみた。メニューにちゃんと「インスタントラーメン」、「チキンラーメン」と明記されていた。偽りのないラーメンだが卵や具が一杯入っていて最高に美味しかった。いつ行っても繁盛している原因はこの偽りのないところにあるのだろうか?
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1958年発売当時のパッケージ |
元祖鶏ガラスープのロングセラー商品 |
世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」は40年たった今でも人気商品。元祖鶏ガラスープのロングセラー商品は、お湯注いで3分待てばOK、1分煮込んでも、またおいしい。
このインスタントラーメンは、日清食品創業者の安藤百福が終戦直後の大阪・梅田の闇市でラーメン屋台に並ぶ行列を見て、「もっと手軽にラーメンを」と開発した。発売当時、「魔法のラーメン」とも言われ、「おいしい」「簡単」「便利」と消費者の支持をまたたく間に集めた。 |
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