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イノシシ侵入防止柵が設置され、クロウサギの行き来が出来なくなった轟木林道

平成25年3月22日(金)                                

クロウサギの小言    =徳之島町轟木林道
 イノシシによる農作物への被害が拡大しているため、徳之島3町の山裾でイノシシ侵入防止柵設置が進められている。 
 県道轟木〜松原線は国の天然記念物アマミノクロウサギが頻繁に出没し、誰もが身近に観察できる絶好の場所だったが3年前、路肩にコンクリートを張り、「草の生えない工事」をした為、最近はほとんど出没しなくなった。 近くの轟木林道でも道路を横断する姿をよく目にしたが、イノシシ侵入防止策設置で道路が両断されてから姿が見えなくなった。 
 夜になると「
シー」と甲高い声で鳴き、鳴き声でコミュニケーションをとると言われるが昨夜も轟木林道の奥の方でシーっと言う鳴き声が数ヶ所から聞こえて来た。 ふと、ウサギたちはどのようなコミュニケーションを取ってるのだろうかと考えてしまった。 「人間と言う動物が我々の生活圏に金網を張り、行き来が出来なきくなった。 せめて通り抜けできるように数ヶ所でも開けてくれると良いのに」と仲間同士で小言を言っているのかも知れない。




イノシシ侵入防止柵 コンクリート張りされた路肩、轟木〜松原線 防止柵設置前道路脇でヨモギを食べるウサギ

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