笑うに笑えない話
徳之島産イボイモリ270円也
インターネットで欲しいものは何でも手に入る時代。 ネットオークションをパトロールしていると「鹿児島県希少野生動植物の保護に関する条例」で、捕獲、採取等が禁止されている「イボイモリ」や「シコウラン」などが堂々と徳之島産として出品されている。 違反すると最高で1年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科される。
先日、某オークションに徳之島産イボイモリが出品され、スタート値が100円で270円で即決と書かれていたので数日間チェックをしていたが落札されないので270円で即決した。 業者から郵便小包で送るというメールが届き、3日後に品物が届いた。 死んではいないだろうかなどと心配しながらそっと開けてみるとビニールにくるまれた「イボイモリ」が、”ん?”触っても微動だにしない。 死んでる〜〜。・・・・・・・
パッと見は、本物そっくりだがじっくり見るとゴム製品だった。 業者に詐欺行為じゃないかとクレームを付けると、「徳之島産イボイモリ」の下に説明書きがあると言うので見てみると、虫眼鏡を使わないと読めないような小さな文字で「徳之島産イボイモリを原型に精巧に作られたミニチュア」とあった。
もし本物だったらどのようなルートで仕入れたか尋ねてみようと思っていたが、・・・・。
ほとんどの業者の答えは昆虫類だと規制前に捕獲、飼育増殖した。植物だと株分けと言う答えが返ってくる。あまりしつこく仕入れルートを尋ねると取引を断られてしまうのが落ち。 それにしても270円の「徳之島産イボイモリ」、安いか高いか?笑えるか笑えないか?
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