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天城町=4日、午後5時ごろ
平成22年2月5日(金)
ヒカンザクラ山から里へ
昨日は、二十四節気の一つ「立春」。 暦の上では春がスタートしたが冬型の気圧配置の影響と雨で、徳之島の日中の気温は13度までしか上がらず平年を下回った。 寒さは土曜日まで続き、春本番の暖かさがやってくるのは来週になる見込み。
「サクラは里より咲き始め、紅葉は山より染め始める」と言われるが、徳之島のヒカンザクラは、高地から始まり、次第に里に下りてくる。 天城町松原や徳之島町母間の高地では、花は既に散って葉桜になっている所がある。 これから、里の花が見ごろを迎える。 そのヒカンザクラの原産地はヒマラヤらしい。 春の花は温かいほど早く咲く。しかし、その暖かさの前にある程度の寒さを経験しないと、花は咲かない。人生もまた、あるべき時期に適度な「寒さの体験」が開花・結実のために必要なのではなかろうか。 昨日、横綱朝青龍関(29)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋=が現役引退することを表明した。開花・結実をした彼は、まだまだ「寒さの体験」が足りなかったのだろうか。

徳之島町母間=4日