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神木として祀られているガジュマル=伊仙町小島
平成22年2月6日(土)
精霊宿る容樹(ガジュマル)
かつて、島内の至る所で見られた容樹(ガジュマル)が、姿を消しつつある。屋敷の周囲に石垣と共に、防風林として植えられ、神木として崇められたり、「ケンムン」(妖怪)の棲家などと言い伝えられて来た。 今でもお供えや献花をし、祀られてる樹を目にすることがある。
消失の原因は、道路拡張工事による撤去や家屋が近代化して台風に強くなり、防風林として必要がなくなった事などが挙げられる。恐竜のようなガジュマルは、水を吸い上げるのに非常に効率的な根を持ち、成長速度も速い。 沖永良部島のガジュマルは日本一として有名で、徳之島町山集落には樹齢約150年、幹のまわり20㍍余り、枝の長さ14㍍の神木がある。カンボジアのアンコールの遺跡を包み込むガジュマルも有名である。
島のガジュマルをモチーフに創作活動をしている画家も居る。徳之島町亀徳出身の画家、作城妙子さんは、霊気あふれる独特の絵画に取り組んでいる。
日本一のガジュマル=沖永良部・国頭小学校 カンボジアのアンコール遺跡のガジュマル
ガジュマルの気根=伊仙小学校 気根に包み込まれた案内板=喜念小学校
石垣とガジュマル=伊仙町阿三 神木として崇められるガジュマル、根元には献花も