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貴重な文化遺産の珊瑚石垣 円内は尚さん
平成22年3月11日(木)
近くて遠い島 「与路島
尚さん(母間)30年ぶりに教え子らと再会

徳之島の東側に見える与路島は、徳之島に一番近い有人島であるが島に渡るには奄美大島まで行き、古仁屋から船で渡らなければならない。 目の前に見えながら行くには結構時間のかかる 「近くて遠い島」である。 そんな与路島の小中併設校で30年前、国語と英語の教鞭をとった徳之島町母間在住の尚 俊哉さん(72)がこのほど訪問。 教え子らとの再会や与路の自然を満喫した。 尚さんは「港の整備、豪華な二階建ての待合室、29億円もかけたという埋め立て施設、幅員5mのメインストリート、僻地診療所、土俵、公民館、校舎の整備など振興ぶりには目を見張るものがある」と語った。
与路島は世帯数70戸、人口127人、面積は9.35K㎡。 30年前、60名居た生徒も一桁台まで減少。 島の家々は珊瑚石を積み上げて外壁としている。 現在も先人たちの貴重な文化遺産である珊瑚石垣を自分たちの力で積んでいる事に尚さんは感銘を受けたと言う。


待合室での機織実演 僻地診療所
土俵 待合室
古仁屋と与路島を結ぶ連絡船「せとなみ」 蘇鉄の碑
碑文には「徳之島北部方面の蘇鉄は与路島から移植されたものという口承が残されている」とある