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ウティダカ(サシバ)=徳之島町花徳にて
平成22年4月2日(金)
越冬した「ウティダカ」と「ヘラサギ」
ワシタカ科の旅鳥、サシバは、夏に北海道を除く本州各地で繁殖し、寒露のころ奄美列島沿いに南下、東南アジア方面で冬を過ごす。 例年、十数羽が徳之島で越冬する。 南下しないで徳之島で越冬するサシバのことを方言で 「ウティダカ」(落ちダカ)と呼ぶ。 これらの越冬サシバは春には再び北上する。また昨年の12月中旬、浅間干潟に飛来したヘラサギも越冬。南西糖業横の緒田池が干上がっていた12月、浅間干潟からここを経由し、亀津市街地を流れる大瀬川で、ヘラの様なくちばしを左右に振りながら独特の仕草で餌を捕獲する光景も見られた。 徳之島で確認されている鳥類の約90%は渡り鳥のようである。これらの野鳥の観察地は水鳥などが見られる浅間干潟、上名道森林公園近くの溜池、浅間溜池公園、轟木ダム、母間ダム、緒田池、大瀬川、南部ダムなどがあげられる。


嘴を左右に振って餌を探すヘラサギ=浅間干潟