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渓流でひっそりと咲くケラマツツジ=万田川上流
平成22年4月5日(月)
ケラマツツジ奥山にひっそりと開花 
新緑萌える森の中で、琉球諸島の固有種「ケラマツツジ」が赤朱色の花を開花させている。かつては田植え時期の今頃になると到る所で見ることが出来たが、昭和40年代後半から50年代前半にかけての園芸ブームでほとんどが採り尽くされて激減。 環境省カテゴリーで絶滅危惧Ⅱ類に、沖縄県のレッドデーターブックで「危急種」に指定されており、近い将来に絶滅の危機にひんすることが確実視されている。
ケラマツツジは常緑低木で、奄美大島以南から沖縄諸島にかけて分布し、渓流沿いや林縁部に生える。 樹高は1~2メートルで開花時期は3~6月。花径は6~8センチと大きい。 和名は生育地のひとつ沖縄の慶良間諸島にちなんでつけられた。