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第43回戦艦大和慰霊祭=7日、犬田布岬
平成22年4月8日(木)
平和への祈り新たに 戦艦大和慰霊祭
第43回戦艦大和を旗艦とするする特攻艦隊戦没将士慰霊祭が7日、慰霊塔の建つ伊仙町の犬田布岬であった。 1968年に建立された同慰霊塔は42年もの間、海風などにさらされ老巧化が著しかったが、全国からの約1700万円の募金で鉄筋のさびを除き、表面をアクリル補修し作業は3月末に完了した
慰霊祭には遺族代表の藍原マサさん(東京都)や同慰霊塔をデザインした彫刻家の中村晋也氏(鹿児島市)、関東奄美会のメンバーなども参加した。 慰霊祭に合わせて、沖縄から慰霊顕彰委員が同上した海上自衛隊のP3C対潜哨戒機2機が飛来して上空慰霊飛行、海上では付近で訓練中のイージス艦が岬沖に来航して慰霊航行を行った。 また、松岡郁代さんら西犬田布婦人会が、海中に消えた2721名の尊い命に鎮魂の舞「ああ犬田布岬」を捧げた。

【写真特集】
参列者
黙祷を捧げる参列者
遺族代表 藍原マサさん 慰霊のことばを述べる大久保伊仙町長
イージス艦とP3C対潜哨戒機 慰霊飛行をする海上自衛隊P3C
慰霊塔デザイン・設計者の中村晋也氏 犬田布婦人会の鎮魂の舞「ああ犬田布岬」
修復中の慰霊塔
建立から42年で老巧化が著しい慰霊塔 修復を終えた慰霊塔
海炎の像(手前) 祈りを捧げる男性の背中に、沈没した大和など6隻の戦艦をイメージして、6つの顔が描かれている
「ああ犬田布岬」 作詞 山田サカエ 作曲 久永美智子
1.黒潮洗う 南の
  サンゴ花咲く  徳之島
  犬田布岬に  散る波に
  人の運命を  知りました

2.東シナ海    陽は落ちて
  空に輝く     ひとつ星
  いとしの人は  星となり
  渡る瀬もなし  天の川
除幕式が行われた「ああ犬田布岬」の歌碑