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ひっそりと開花したナゴラン
平成22年5月26日(水)
清そにナゴラン開花 ごく近い将来絶滅の危険性が極めて高い
梅雨の中休みの中、ふだん目立たないコンロンカが林間から白いがくをのぞかせ、ヤンバルアワブキがピークを過ぎたイジュウを引き継ぐように山々の緑を背景に、あでやかに映えている。 トカラ列島や奄美、徳之島、沖縄などに自生する希少種の「トカラアジサイ」も山地の樹下でひっそりと純白の花を開花させている。 植物たちの季節を読み取る能力には感心すると共に、うっとうしい季節に開花する植物の多さに驚く。
深い森の中では、環境省レッドデーターブックで、ごく近い将来絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧ⅠA類」に指定されている「ナゴラン」が清そに開花。 同種は園芸用の採取や森林伐採でほとんどの自生地が絶滅寸前に陥っている。


トカラアジサイ=母間林道 
結実しない花(無性花)は、白色の花弁状萼4枚が目立ち、結実する花は小さく多い(中央)


                                           
昨日のステンドグラスのような物体は
アゲハチョウの幼虫。