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                           夏の夜に「芳香」を放つサガリバナ
平成22年7月22日(木)
夏の夜を静かに彩るサガリバナ開花 県の絶滅危惧種
鹿児島県の絶滅危惧Ⅱ類に指定されている「サガリバナ」が、徳之島町花徳で咲き始めた。辺りが暗くなった頃、甘い香りを放ちながら徐々に咲き始め、明け方にはめしべを残して散ってしまうため「幻の花」とも呼ばれる。サガリバナは常緑小高木で、奄美以南の南西諸島から東南アジア太平洋地域に分布している。その名のとおり、枝から花がいくつも連なって房状に垂れ下がり(約50センチ)、白や薄紅色の花を咲かせる。香りがよく舞香花(もうかばな)と呼ぶ地域もある。