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知人から頂いた「蝉」の色紙
平成22年9月9日(木)
蝉 短命?長命?
9月に入り、朝夕は涼しさを感じるようになった。台風の影響でここ数日30度を割っている。暦を見ると昨日は二十四節気の1つ「白露」。大気が冷えてきて、露ができ始めるころとされる。今日は「重日」(じゅうにち)と記されている。この日に行ったことは重なって起るとされ、吉事には吉で、凶事には凶とされる。但し、婚礼は再婚に繋がるので良くないとされる。また月と日の数字が同じ日も重日といわれる。迷信的な要素が多く、その弊害も大きいことから、日本では政府などから3回も禁止され、また識者からの批判も多かった。しかし、なかなか改められず、現在まで庶民の間で根強く生き残っている。
 先日、知人から「蝉」の色紙を頂いた。蝉は短命と言われるが幼虫として地下生活する期間は3-17年(アブラゼミは6年)に達し、短命どころか昆虫類でも上位に入る寿命の長さを持つかも知れない。夏の暑い日盛りに鳴く蝉の声は、いかにも夏らしく、暑さをいっそう強調しているように思えて、夏には欠かせない声である。今年はその鳴き声を聞く余裕も無かったのかあまり聞いていない。