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絶滅危惧Ⅱ類の「イソマツ」
平成22年9月10日(金)
海辺に花ひそかに 絶滅危惧種「イソマツ」
海岸の海水が飛沫するサンゴ礁などに生育する絶滅危惧Ⅱ類の「イソマツ」が開花。殺風景なサンゴ礁原に彩りを見せている。小笠原諸島や南西諸島に分布する小低木状の多年草。別名「イソハナビ」とも呼ばれる。花期は9~11月ごろで、花冠は筒状で5裂する。花の色は種内異変があり、主に桃色だが白色、薄い黄色なども見られる。漢方で消炎や止血薬として利用されるため、大量に採取される事や海岸開発などが絶滅危惧の主要因となっている。
盆栽に利用され、海岸近くの石灰岩に生える絶滅危惧種の「ハリツルマサキ」も純白で可憐な花を咲かせている。また徳之島町の民家の庭先では真紅の「鳳凰木」の花が咲き始めている。


ハリツルマサキ(絶滅危惧種Ⅱ類) 鳳凰木