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イッサンボーのカカシと一緒に豊作祈願をする木之香集落の「むちたぼれ」
平成22年9月21日(火)
木之香集落で伝統行事「むちたぼれ」
伊仙町木之香集落(川本博光区長。約120戸)で19日夜、農作物に感謝する伝統行事「むちたぼれ」があった。 午前中、木之香生活館で、約40年ぶりに田植えから収穫までを復活させて収穫した餅米でカシャムチや白餅を作り、夜のむちたぼれで振舞われた。
むちたぼれは、子ども会と婦人会合同、少年団と青年団合同の2班に分かれて同生活館を出発、福の神を招くと言われる「イッサンボー」のカカシと一緒に豊作と幸福を祈り、太鼓と三味線に合わせて唄い踊りながら集落の家々を回った。田植えを復活させた内山五織さん(29)は、「例年だと集落を一巡した後、生活館に集まってすぐに祝宴が始まるが、今年は余韻が収まらないといった感じでいつまでも唄と踊りが続き、また、児童生徒や高校生の参加も多く、いつもになく盛り上がった」と話した。