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真夏のギンギラギンの太陽から秋色に=30日、徳之島町クロアゼ海岸
平成22年10月1日(金)
秋色彩る    
「日にかかる雲やしばしのわたりどり」(松尾芭蕉)。今日から10月。四季の変化に乏しいと言われる亜熱帯地域の奄美でも、身近なあらゆる所に小さな秋を見ることが出来る。井之川岳の登山道から犬田布岳、美名田山方面を見わたすと、小鳥が群れをなして渡るのが目撃できる。空が澄んでいるのでよく目に付く。島々の山に下りて夜を明かし、翌朝早くそこをたって次の山をめがけて飛び、このようにして温かい地方にたどり着く。この途中の鳥を「坂鳥」と言い、今の時期、山で休憩をしていたアカハラダカが、早朝から集まりだし、鷹柱を作って飛ぶ様子が見られる。
ギンギラギンに輝いていた真夏の太陽も和らぎ、23日の秋分の日には、秋利神の旧道でハゼの木が色付き始めてる姿も見られた。

アカハラダカの渡り=井之川岳 色付いたハゼの木=秋利神旧道