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秋の訪れとともに飛来したサシバ=11日、徳之島町下久志
平成22年10月14日(木)
サシバ飛来  秋空をさっそうと旋回  
アカショウビンの鳴き声が聞こえなくなったと思っていたら、先日から奄美諸島へ秋を告げるサシバの「ピックイー」という甲高い鳴き声が聞こえるようになった。サシバはワシタカ科の仲間で全長約50㌢。朝鮮半島や日本で繁殖し、秋には奄美・沖縄諸島を経由して東南アジア等で冬を越す。渡来地として佐多岬、徳之島、宮古群島が有名である。越冬するタカもいて、徳之島では「ウティダカ」(落ち鷹)という。
天候に恵まれた11日、徳之島の到る所で「ピックイー」と甲高い鳴き声を響かせ秋の訪れを告げていた。サシバの渡りは18日ごろまでがピークで、朝の6時ごろから飛び立つ。南国・奄美に秋を告げる「サキシマフヨウ」も林道脇などで見ごろを迎えている。

サシバ=11日、徳之島町下久志上空 島に秋の訪れを告げるサキシマフヨウ=轟木林道