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美しいコバルと色の花を咲かせた「ハマトラノオ」
平成22年10月26日(火)
秋空に映えるハマトラノオ    =準絶滅危惧種
奄美大島や徳之島などに自生する、ゴマノハグサ科のハマトラノオ(浜虎の尾)が天城町の海岸沿いで美しいコバルト色の花を開花させている。
環境省のレッドデーターブックで、「生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する
可能性がある種」の準絶滅危惧種に登録されている。海岸の岩場に見られる多年草で草丈は20センチぐらい。葉は20センチ程度の長楕円形で肉厚、鈍頭でつやがある。秋に開花。かって、天城町や伊仙町の海岸沿いの岩場でよく見かけたが、もともと自生地が限られている上、海岸の開発で生育地が消失、園芸採取で個体数が激減している。現在、徳之島では、西海岸にわずか数ヶ所の群生地があるのみ。