ティダマンデの徳之島      Home
過去の検索
ヨモギを食べるアマミノクロウサギ
平成23年1月4日(火)
卯年「アマミノクロウサギ」  =特別天然記念物= 
人間よりもはるか昔から生息し、「生きた化石」とも呼ばれるアマミノクロウサギ。 最も原始的なウサギで、世界中で奄美大島と徳之島だけに生息する1属1種の日本固有種。「ピシッ」と甲高い声で鳴き体長は40~50センチ。耳と足は短く、手足には急斜面の崖も駆け上がれるような鋭い爪を持つ。 昭和38年(1963)国の特別天然記念物に指定され、2003年の推定生息数は奄美大島2000~4800頭、徳之島200頭前後。 近年、交通事故や野生化した犬や猫の被害、開発、餌場のコンクリート舗装などでアマミノクロウサギは悲鳴を上げている。 今年の干支は卯(ウサギ)。世界自然遺産登録を目指す奄美は、この地球上の宝をいかに保護するかが今後の課題である。

ススキを食べるクロウサギ 見通しの良い所で「溜め糞」をする
食べつくされたススキ 「ピシッ」という甲高い鳴き声を発する
脱糞 うたた寝
ノミ状になった前歯は、硬い木の皮などもかじり取る事が出来る 爪は1.5㌢ほどあって穴を掘るのに適している
巣穴 巣穴
頭隠して尻隠さず=捕食中 巣穴:平成21年8月27日
巣穴:平成22年12月30日(写真右と同じ場所) 巣穴:平成22年12月31日
幼獣 幼獣

Home