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船や矢が描かれた巨大石=天城町秋利神
平成24年4月16日(月) 
ぶらぶら探索 ~巨石に描かれた線刻画の謎~
戸森の線刻画    =天城町秋利神=
 数年振り、案内がてら天城町秋利神川北端の「戸森の線刻画」に足を運んでみた。 周りは、森に囲まれ、一歩踏み入れるとパワースポット的感が漂う。
東と西、約20メートルを隔てた2畳敷きほどの巨岩に、大小30もの船と矢が掘り込まれている。 このような岩が島内には天城町三京、伊仙町馬根、犬田布岳山頂、徳之島町母間、国内では沖縄、北海道フゴッペ洞穴、また国外ではフィラデルフィヤ、スカンジナビア半島、バルチック海、デンマーク、スエーデン、アムール河流域、韓国にもあるという。
この線刻画は、大正末期に発見されたが、これまで関心が薄く、近年各方面からの調査で重要性が指摘された。
梅光女学院大学国分氏の調査結果によると、船や矢を線刻した動機は、呪術的願望達成であり、鉄利器で島の人が線刻、時代はグスク時代であろうとしている。
時代を超えて発信しているメッセージは何なんだろうか、謎に包まれた線刻画である。


 
謎に包まれた線刻画 

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