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富山丸慰霊祭で花を手向手を合わせる遺族ら=20日、なごみの岬公園 |
平成24年4月21日(土) |
なごみの岬公園で遺族114人 |
参拝団迎え 富山丸戦没者慰霊祭 |
第二次世界大戦中、沖縄への将兵と物資輸送中、徳之島町亀徳沖で米軍潜水艦の魚雷攻撃を受けて三千七百人あまりが犠牲となった輸送船「富山丸」(7,389d)の第49回戦没者慰霊祭が20日、なごみの岬公園で行われた。
最高齢の古屋和子さん(82)=宮崎市=をはじめとする遺族約114人が全国各地から来島。 全員で黙とうの後、徳之島混声合唱団の「いのちの歌・千の風になって」の合唱があり、参拝団が各県ごとに祭壇へ献花し不戦の誓いを新たにした。献花で徳島からの遺族は「父の姿を見たことはないが写真を見ながら思い出しています。父の御かげで今があります。犠牲を無にすることなく過ごしています」などと涙ながらに呼び掛けていた。
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