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定点センサーカメラの設置作業=10日、伊仙町 
平成24年6月12日(火)
クロウサギなど調査
希少生物観察カメラ増設     =環境省
 環境省奄美野生生物保護センターは、国の天然記念物「アマミノクロウサギ」などの希少動物や野生化したノイヌやノネコの活動状況を調べるため、定点カメラの設置作業を9日と10日、徳之島3町の山中で行った。 2日間で17台を設置。 同カメラの保守・管理は、NPO法人「徳之島虹の会」やNPO法人「クロウサギの里」会員、獣医師らに委託される。 今年3月から試験的に徳之島町花徳の山中に設置したセンサーカメラにクロウサギの姿が数コマ撮影されているのが確認さている。
同保護センターでは、年に1度のふん調査などで徳之島の生息数を200匹前後と推定しているが、ふんの減少からクロウサギの減少が懸念されている。 そんなさ中、今月7日、徳之島町山集落近くの山林で、森林保全作業をしていた作業員がクロウサギを捕食しているノネコを目撃。 現場を確認した同保護センターの石川拓也自然保護官(34)は、箱ワナなどを使ってノネコ・ノライヌの捕獲に乗り出すと語った。


ノネコに捕食されたクロウサギ=6月7日、徳之島町山集落近く (行山武久さん撮影)

センサーカメラに写ったクロウサギ=5月29日、徳之島町花徳の山中


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