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たわわに実ったヤマモモ=徳之島町 
平成24年6月6日(水)
自然界からの贈り物 「ヤマモモ」
 旬を少し過ぎたが、林縁に黒赤色に熟したヤマモモを見かける。 別名楊梅(ようばい)とも呼ばれ、四国、九州、琉球の暖地に生育する常緑の高木。 雌雄異株で、花期は3~4月、数珠つなぎに小さな桃色の目立たない花をつけ、6月ごろに黒赤色の実を結ぶ。
果実は甘酸っぱく、生で食べる他、ジャムや果実酒にに加工される。 樹皮は楊梅皮(ようばいひ)という生薬で、タンニンに富むので止瀉作用がある。消炎作用もあるので筋肉痛や腰痛用の膏薬に配合されることもある。また染料としても使われる。
子どもの頃、口が紫色に染まるほど食べたものだが、最近の子供は見向きもしない。


 林道に落下したヤマモモの果実。 果実は日持ちがしない

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