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地底に流れる「暗川」の入り口=伊仙町小島 | |
平成24年6月29日(金) | |
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昭和40年代後半、徳之島が観光ブームに沸いてた頃、伊仙町小島の「暗川」は、定期観光バスが立ち寄る観光地だった。 入場料を取り、自家発電で鍾乳洞内を照明し足場も整備されていた。 現在はその足場も朽ち、照明用の電線が往時を偲ばせるだけである。 年に3・4回洞内に入っているが、毎回不思議に思う事は途中の天井から真夏でも途絶えることのない滝である。 この水量は一体どこから流れて来ているのだろうか? 近くを流れる上成川(尻無し川)の下流に、直径1メートルぐらいの穴に流れが消えて行く場所がある。 もしやここからの流れではと思い和紙を細かく刻んで流して見たが、暗川の滝には紙の一つも到達していなかった。 いつもは、洞窟を通り抜けて出口で海を眺めて帰るだけだが、ある時、地底の流れにどのような生物が生息しているのか観察してみた。ハナサキガエル、テナガエビ、名前の分からない小魚などが泳いでいた。 |
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テナガエビ | |
年中途絶えることのない天井からの滝 | 小魚 |
暗川の海岸への出口 |