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仔ウサギ出没地点で捕獲されたノネコ=母間林道
平成24年9月5日(水)
捕獲しても引き取り手のない「ノネコ」  
 最近、林道や農道でノネコの姿をよく見かける。 6月には、山クビリ線で国の天然記念物「アマミノクロウサギ」を捕食している現場が目撃され、ショッキングな写真も公開された。 ここの所、今年生まれた仔ウサギの出没が多い。 母間林道では、仔ウサギの出没地点でノネコの徘徊が目撃され、Y氏が籠罠を仕掛け捕獲した。 「動物の愛護及び管理に関する法律」で保健所や動物愛護センターは、所有者や拾得者から、犬や猫の引き取りを求められた時は、これを引き取る義務があると規定されている。 しかし、中々簡単に引き取ってはもらえないのが現状である。 犬は狂犬病予防の法律があるので飼育する場合は登録が必要だが、一方猫は飼っても登録義務がなく、飼い猫とそれ以外の区別がつかないので捕獲や引き取りが出来ないのだと言う。
奄美市では「飼い猫の適正な飼養及び管理に関する条例」を制定、2011年10月から施行、猫の野生化を防止している。 徳之島でも世界自然遺産登録に向けて条例制定が急務である。


【参考記事】
  
クロウサギを捕食するノネコ(奄美野生生物保護センター)

キビ畑に住み着いたノネコ=徳之島町母間

平成22年5月19日(水)
捨て猫のタンゴ  =クロウサギを捕食するネコ=
一昨年、宇検村の赤房林道でノネコがアマミノクロウサギの首をかんで運んでいるショッキングな写真を環境省奄美自然保護官事務所(奄美野生生物保護センター)が発表さしたが、徳之島でも近年、当部や母間林道でノネコか野良犬によると思われる捕食があった。 関係者は「不適切な飼養や遺棄により、野生化した犬・ネコの一部が在来の野生生物を捕食し、島の生態系に影響を与えてる」と指摘。ペットの適正飼養をあらためて強く呼びかけている。
アマミノクロウサギの写真整理を行っていたら、ウサギの出没場所の近辺で撮影されたノネコの姿が沢山出て来た。
   

クロウサギの減失届け件数
(2007年度) 
 奄美大島63件
 徳之島3件
(2008年度)
 奄美大島20件
 徳之島5件

                                        
捨て猫=徳之島町畦
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