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ペットボトルの中で育ったヤマシークニンで造ったヤマシークニン酒
平成24年9月29日(土)
ペットボトルの中で実ったヤマシークニン
 徳之島町北部と天城町一帯で移動販売を行っている吉山秀宗さん(63)=徳之島町轟木=は、アイディアマンとして有名である。 これまで徳之島PR用のステッカーを作ったり、フライパンで黒糖を作る方法など色んなアイディアを生み出している。 今回は、ペットボトルにヤマシークニン(島ミカン)の果実と枝葉を丸ごと入れて焼酎に漬け込んでいる。 焼酎にヤマシークニンの果汁を入れると二日酔いをしないのはよく知られているが、ペットボトルの中に果実を丸ごと入れたのがミソである。 
種を明かせば「四角スイカ」と同じ原理で、果実が小さいうちに枝ごとペットボトルに入れて成長させ、4ヶ月後に切断、焼酎を入れて密封したものである。 透明だった焼酎は現在琥珀色に変化しつつある。 
酒類は一滴も飲めない吉山さんは「皆に味見をしてもらうのが楽しみだ」と開封の時期を心待ちしている。

     

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