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イタジイの板根と参加者=9日、徳之島町花徳
平成24年12月11日(火)
巨大イタジイの板根を求めて
 ブナ科シイ属の常緑広葉樹であるイタジイの板根見学に9日、政岡良治さん(79)の案内で花徳のメェーヤマ(前山)に登った。 総勢15名で沢伝いに進んだが先般の台風で見るも無残な倒木が行く手を阻んだ。 傾斜角度80度近い急斜面を登り終えたころに巨大板根が姿を現したが見上げると台風で途中でねじ折れている。 同行した幸多勝弘先生の「元気な姿を写真に残しておきたかった」という一言が印象に残る。 板根の近くには戦時中の「たこつぼ」(戦争で歩兵が砲撃や銃撃から身を守るために使う穴)が多数あり、眼下には米軍が上陸するであろうと予想された花徳海岸が一望できる。 記念撮影後尾根伝いに下山、途中で60数年前水車を利用して穀物を搗いていた二連の臼を探し出した後、近くのアービラヌタキ(赤平の滝)を見学。 場所を移動して色々と言われのある「イシニンギョ」(石人形)=水上様=を見学して解散した。
 
 一昨年見学に行った時に比べ台風で木々が倒れて風景が様変わりしていたが、自然界が再生するための条理としてこれは致し方ないのだろうか?

【写真特集】   
   
酒と塩で入山前の安全祈願  沢伝いに板根目指して 出発
   
行く手を阻む倒木   
   
途中にはウラジろガシの 板板も 一昨年訪れた時は松茸が足の踏み場もないくらい出ていたが今年はゼロ 
   
急傾斜を必死に登る  登るのをためらう人も 
   
目の前に現れた高さ約180㎝長さ約5mの 見事な板板 天然記念物 「トゲネズミ」の死骸らしきものも 
   
たこつぼ  たこつぼに入って戦時中の兵隊に思いを馳せる幸多先生 
   
たこつぼの近くからは米軍上陸が予想された花徳海岸を一望  絶滅危惧種の「アツイタ」? 
   
60数年前水車を利用していた臼を探し出す  二連臼 が出現
   
アービラヌタキ  水神様 「イシミンギョ 」

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