国指定の天然記念物「トクノシマトゲネズミ」の現地調査が22日から行われている。 城ケ原貴路氏(岡山大学理学部動物学科講師)や山田文雄氏(森林研究所)ら総勢8名が来島。 北部地域と南部地域の二班に分かれてトラップを仕掛けて捕獲を試みている。
27日現在、センサーカメラに一匹写っただけで捕獲には至っていない。 昨年末の調査で南部地域のコアエリアで、7匹が捕獲されたが同エリアには、先般の台風で崩れた土砂などが投棄され地形が一変している。
調査の合間を縫って23日、徳之島町役場会議室で城ヶ原氏の「トゲネズミ」に関する講演会も開催された。 DNAから推定されるトゲネズミの絶滅リスクや分布などが紹介され、昨年の調査で南部での生息個体数が少ないことが報告された。
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