世界自然遺産登録に向けて奄美群島では色んな取り組みが行われている。その一環として21日夜、徳之島町生涯学習センターで「徳之島における希少野生植物の保護について」の公開セミナ(鹿児島県、徳之島3町主催)が開かれた。 「希少な野生生物を保護するための制度について」と題して環境省奄美野生生物保護センターの石川卓也自然保護官が、「みんなで守ろう徳之島の希少野生植物」と題して県希少野生動植物推進委員の山下
弘氏がそれぞれ講演した。 会場には関係者や3町の大勢の住民が出席。高岡徳之島町長は来賓あいさつで「住民の意識が少ないが、ゴミや外来種の問題を解決し、希少種を如何に保護するかが我々に課せられた仕事だと思う」と語った。
徳之島3町で昨年9月、希少野生生物の保護に関する条例が施行され、26種類が指定された。石川氏はその条例について説明、山下氏は26種についてスライドを交えて説明、大事な島の宝を守り伝えてほしいと訴えた。 意見交換では、「子供たちに、島の貴重なものをどの様に伝えたらよいのか」 「井之川岳山頂にある登山記念碑をどの様に思うか」など活発な意見が出た。
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