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会場を沸かせるベテランの芝キヨさん=10日、町生涯学習センター
平成25年2月12日(火)
シマグチよ甦れ ”島の心を見直そう”   
 第27回徳之島町島口島唄の祭典(町教育委員会主催)が10日、町学習センターであった。司会進行、教育長、町長の開会のあいさつ等も全て島口で行われ、秋武喜一郎教育長は、島口が分からない人のためにと、島口を共通語訳しながらあいさつした。 15組が出場、地元で生き字引と称されている花徳の政岡良治さん(79)の島口漫談を皮切りに神之嶺小児童が伝統芸能の「井之川夏目踊り」、亀徳小児童が島口劇で「秋津湊の砂糖積み」を披露した。 第7回大会から出場しているベテランの芝キヨさん(81)=花徳=が「人生いろいろ」と題して子育てなどこれまでの人生を振り返り、ユーモアたっぷりに語って会場を沸かせた。
終戦後、「方言を使わないようにしようと」学校の努力目標などに掲げられたが、昨今は方言を使えない子がほとんど。 毎年、町が行っている成人アンケート調査でも方言が使える成人は約10%で、80%が島口を伝承保存した方が良いと答えている。



昭和30年代まで学校で方言を使うと罰当番などがあった。
 
 郷土芸能「「井之川夏目踊り」を披露する神之嶺小児童

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