異動シーズンを迎え、港は転勤や就職、進学で島を離れる人と見送る人であふれ、別れを惜しむ光景が繰り広げられている。 岸壁にフェリーが接岸すると各校ごとの送別セレモニーが始まり、横断幕やのぼりを上げて花束の贈呈や校歌斉唱に涙を浮かべるシーンも。 午後6時ごろ校歌や万歳三唱が響く中、フェリーがゆっくりと岸壁を離れだすと、船上と岸壁が色鮮やかな紙テープでつながれ、見送りの人々から[徳之島を忘れないで][また帰って来て]などのエールが送られた。 見送りの人々は、5色のテープが風に舞う中、遠ざかるフェリーにいつまでも手を振り、別れを惜しんでいた。
岸壁の片隅で、小学3年生ぐらいの男の子が母親と一緒に大粒の涙を流し、船が見えなくなるまで手を振って別れを惜しむ、島ならではの別れの光景に今年も感動を覚えた。
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