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400メートル先の海とつながる「陸の中の海「ウンブキ」=天城町浅間
平成25年4月5日(金)
天城町に二つの新名所誕生
陸の中の海「ウンブキ」・ 野鳥観察台「トリトリデッキ」
 12年前、当サイトで 「畑の中の海」 と題して紹介した天城町浅間の「ウンブキ」が、奄振事業を活用して整備され、1日から「陸の中の海」として一般無料開放された。 通称ワナーヌイケィと呼ばれ、東側にある「海」をイケィ、西側の「海」をウンブキと言う固有名詞で呼んでいる。 ウンブキとは「海」の方言名の「ウン」と古語で「崖」を意味する「ホキ」が音韻変化で「フキ」となりこの二つの単語が一つになった熟語で漢字表記すれば「海崖」。
ウンブキは、畑の中にある崖に囲まれた大きな穴で、約400メートル先で東シナ海とつながり潮の干満が確認できる。
十数年前訪れた時は雑草が生い茂りゴミが山積みされ、ゴミ捨て場と間違うほどだったが見違えるように整備されている。 洞窟開口部にはスイッチを入れると5分で自動消灯するLED灯光器なども設置されている。 空港や西郷南洲翁上陸記念碑からも近く、今後、観光スポットとして脚光を浴びそうである。
元天城町文化協会会長の岡村隆博さんによると、時には熱帯魚の泳ぐ姿も見る事が出来、以前はここで芋を洗ったり漬物用の菜っ葉を洗ったりしていた集落の生活の場だったと言う。
 
 十数年前  現在
 案内板  説明板
 
石灰岩で両脇を縁取った入り口 洞窟開口部を照らす LED灯光器
   
遊歩道とベンチ   入り口にあるガジュマルの気根
   

B&G海洋センター体育館裏に完成した「野鳥観察台」=天城町浅間
野鳥観察台「トリトリデッキ」完成
 天城町浅間のB&G海洋センター体育館裏に建設中だった野鳥観察台「トリトリデッキ」が完成した。 大島支庁地域振興事業を活用、総事業費は約1千万円(50%補助)。 浅間から松原までの干潟が一望でき県内でも有数の野鳥飛来地で、絶滅危惧種のクロツラヘラサギなども観察できる。
デッキの後方には同干潟で観察できる「トリトリデッキ野鳥図鑑」も設置され、B&G海洋センター事務所ではフィールドスコープや双眼鏡の無料貸し出しも行っている。
同施設の設置にも関わり、通年、野鳥の観察を行っている山田文彦さんは「子どもたちの自然観察の場として活用してほしい」と語った。 
 
 寝姿山も遠望できる観察台  浅間干潟で観察できる野鳥図鑑
 観察台から絶滅危惧種のクロツラヘラサギも観察できる  アオサギ

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