奄美群島や沖縄県、小笠原諸島には国内の他の地域に発生していないイモゾウムシ、アリモドキゾウムシ、アフリカマイマイ等の農作物に大きな被害を与える病害虫が発生している。
これらの病害虫を、発生していない地域にまん延させないために、病害虫そのものや寄主となる植物の移動を規制。 病害虫が発生している県は、国からの補助を受け根絶防除事業を行っている。 南西諸島ではこれまでに、ミカンコミバエ、ウリミバエが根絶された。
ミカンコミバエは、誘殺テックス板による雄除去法により18年間の歳月と50億円の費用を投じて昭和61(1986)年に根絶。 ウリミバエも、不妊虫放飼法により22年間の歳月と204億円の費用を投じて平成5(1993)年に根絶された。
【徳之島に生息する対象病害虫】
アリモドキゾウムシ、イモゾウムシ、サツマイモノメイガ、カンキツグリーニング病菌、ミカンキジラミ、アフリカマイマイ。
|