奄美群島復帰60周年記念「第26回トライアスロンIN徳之島大会」が23日、島内一円で開催された。 午前8時の号砲と共に島内外から参加した601名のドラマが始まった。 競技はスイム(2キロ)、バイク(75キロ)、ラン(21キロ)の合わせて98キロのコースでタイムを競うもので、選手たちは、はじめに与名間ビーチでの水泳に挑み、水泳を終えた選手は自転車に飛び乗り、アップダウンの激しい島内を1周するコースで激しいレース展開をした。 沿道では、ボランティアや大勢の住民が繰り出し、体力の限界に挑む選手たちに声援が送られた。
総合は男子が石橋健志(23)=大阪府・トライアスロンコーチ=が初出場初優勝。女子は田中敬子(28)=沖縄県=が2年ぶり3回目の栄冠を得た。
石橋選手は「アップダウンが多くバイクがきつかったが、自分を信じて突き進んだ。また来年も来て二連覇を狙います」と余裕の表情で答えた。 田中選手は「今回で3回目だが、暑さと風で今年が一番きつかった。沿道からの応援に支えられ力になった。来年も可能な限り出場し、総合優勝を狙いたい」と満足げな表情で答えた。 最高齢者の落合勝一郎さん(79)=東京都=は、7時間38秒で総合202位で見事ゴールした。
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