今から１５１年前、遠島人として湾屋（現天城町浅間）に上陸した西郷隆盛の偉大な足跡をしのび、歴史を再認識するとともに、後世に語り継ぐことを目的に１日、「西郷どん祭」（天城町北部地区推進協議会主催）が開催された。
岡前の西郷公園を発着点に、当時の装束などでユンメ街道・平和通りを経て西郷南洲翁上陸記念碑公園まで行進した。 行進を前に、西郷への沖永良部遠島命令が読み上げられ、島妻の愛加那は幼子が居るため同行することが出来ず、岡前で泣き別れをする寸劇が披露され、参加者の中には感極まって涙する人も。
３６歳の西郷南洲翁は湾屋港近くの湾直道宅に１週間滞在し、総横目琉仲為のすすめで岡前の松田勝伝宅に移り、６９日間を過ごした。西郷南洲翁が徳之島で過ごしたのはわずかな期間だが、島民と幸福な日々を送ったといわれており，様々な逸話が残っている。 徳之島にとっては紛れもない歴史的な大きな遺産である。
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