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イッサンボーを掲げてにぎわった「秋ムチ」=20日、尾母 
平成25年9月21日(土)
伝統行事2題
豊作祈願 にぎやかに「秋ムチ」  =徳之島町尾母
 徳之島町尾母集落(池 弘区長、約120戸、240人)で彼岸の入りの20日夜、五穀豊穣を祈る伝統行事「秋ムチ」があった。 太鼓に合わせて「どんどん節」を唄いながらイッサンボーと呼ばれるかかしを掲げて集落内を巡り、庭先や辻々でにぎやかに踊りの輪を広げた。 家々からは餅やお菓子などが振る舞われた。
午後7時過ぎ、たいまつを掲げて溝川神社を出発した一行は、途中、神戸から50年ぶりにUターンした仲敬一さん(68)宅に上り込み踊りを披露して繁栄を祈願した。 約3時間の巡回後、再び神社に戻り、集まった大量の餅やお菓子は青年団員によって投げて配られた。
 庭先でイッサンボーを中心に輪になって踊る住民
 
新築や転入者の家では家の中まで上り込んで祝福 
 溝川神社で豊作祈願  餅やお菓子を持って家々から出てくる住民
   
 イッサンボーとご祝儀入れのティル  集まった大量の餅やお菓子
 

 
 
茅ぶき屋根と裸電球の下で親睦を深める「十五夜祭」=20日、下久志
下久志集落で十五夜祭にぎわう
 徳之島町下久志集落(米山正弘区長、82世帯・171人)で20日、伝統行事の十五夜祭が行われた。 夕暮れとともに一重一瓶を手にした人々が集落の東海岸にある通称「十五夜浜」と呼ばれる浜に集まり焼酎を飲み交わしながら親睦を深めた。 浜には「サンシキ」と呼ばれる長さ数十メートルの茅ぶき仮小屋が設けられ、中央の土俵ではこの1年間に誕生した新生児たちの紹介と健やかな成長を願って「ミイバマクマシ」(新浜踏ませ)や約70㌔の力石を持ち上げる「ハンタ 力石」自慢などで夜遅くまでにぎわった。

 
 約70キロの力石持ち上げに挑戦する参加者  

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