天城町浅間の干潟で長年、野鳥の観察を続けている山田文彦さん(46)の「イノーの野鳥たち」と題した講演会が9日夕、ユイの館(中水勝久館長)であった。
スライド写真などを交えながら、空港横の干潟や天城町総合運動公園などで観察できる野鳥の特徴などを詳しく解説。 「鳥を観察するのは地味ではあるが、色んな種類に会えてとても面白いので皆さんも是非観察を」と勧めた。
山田さんは山口出身で、これまでプロのデザイナー、松下電器、東京ガスと異色の職歴の持ち主で現在は、天城町役場企画課に席を置き、毎日の観察をブログ「徳之島自然日誌」で発信している。 山田さんが徳之島にはまったきっかけは「アマミノクロウサギ」だという。そのクロウサギも把握しているだけで、今年になって5頭が輪禍やノネコの食害で滅失している。
|