島内のいたる所で燃えるような真紅の花を咲かせていたデイゴが近年開花しなくなった。 原因はデイゴに寄生する害虫「デイゴヒメコバチ」によるもので、最悪の場合は枯死しててしまう。
2004年シンガポールで発見され、またたく間に世界各国の熱帯・亜熱帯地域に侵入し、デイゴ属植物に深刻な被害を与えている。 徳之島では2006年に確認されて以降、被害は拡大の一途をたどっている。 デイゴヒメコバチのメスは、羽化1日目ですでに約60個の卵を保有しており、デイゴの葉や茎に産卵する。孵化した幼虫は虫こぶを形成し、その中で成長約20日で成虫となる。
先日、デイゴの木でコゲラがドラミングを行っていたので観察していたら、デイゴヒメコバチの幼虫を捕食しているところだった。
|