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苔むした渓流=徳之島町轟木
平成26年1月17日(金)
世界自然遺産登録を目指す
徳之島の森の息吹
 年末から年始にかけて山歩きに明け暮れた。 年末は井之川岳(645m)、天城岳(533m)、大城山(329m)、美名田山(436m)など、元旦は十数名で犬田布岳(417m)へ登山。 道路整備が進み犬田布岳以外は中腹まで車で行く事が出来、さほど体力を要さない。

へゴに活着したオオタニワタ
 
ヘツカリンドウ トクサラン8絶滅危惧種)
 オオバカンアオイ(絶滅危惧種)  着生ラン
 
亜熱帯の照葉樹林を中心とした生態系は、原始的な形態を保ちながら独自の進化を遂げてきた。

 
オオナギラン(絶滅危惧ⅠA) チケイラン(絶滅危惧ⅠB)
 
渓流沿いでは、徳之島が北限で環境省のレッドデーターブックでごく近い将来において絶滅の危険性が極めて高いⅠA類に指定されている「オオナギラン」が小さな花を咲かせ、山中の林床には「アマミテンナンショウ」(絶滅危惧Ⅱ類)、樹木には「チケイラン」(絶滅危惧ⅠB)が着生、5ミリ程の小さな花を咲かせていた。

  徳之島を含む奄美群島では約230種の植物が絶滅の危機に瀕している。
1016年6月を目標に世界遺産登録への準備が着々と進んでいるが、世界自然遺産指定が自然を破壊するような観光開発のためでなく、自然と人間がいつまでも共存できる事を願いたい。


アマミテンナンショウ(絶滅危惧Ⅱ類)

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