徳之島、奄美大島、沖縄に分布するイボイモリが繁殖期を迎えている。 平地から山地にかけての森林地帯や畑などの石や落ち葉の下などに居て、ミミズや昆虫などを餌とする。 全長は100~200ミリ前後で、頭部が平たく三角形に角ばっている。 後頭部から尾にかけて顕著な隆起が見られ、肋骨は大きく、広げたりすぼめたりすることが出来る。また、肋骨の先端部にはイボイボがある。
本種は、とても原始的で、第三紀に繁栄したものの依存種と考えられている。
徳之島では比較的高密度で見ることが出来たが、近年の畑総事業などで生息密度が低下している。
「鹿児島県希少野生動植物の保護に関する条例」で、保護・採取等が禁止されている種で、環境省のレッドブックで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
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