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夜の山中で昆虫採集をする大坪教諭=15日、山クビリ線  
平成19年9月19日(水)
昆虫に魅せられた人生    〜夜の山中に白い人影〜
連休前日の15日、久しぶり山クビリ線に夜の林道散策に出かけた。
アカショウビンを撮影して、数十メートル前方に目をやると頭から白い布をかぶ
ったうごめくものが目に飛び込んできた。 最初は不気味だったが近づくにつれ
蛍光灯の明かりが見えてきた。テレビの撮影でもしてるのだろうと思って近づく
と、スクリーンに昆虫をおびき寄せて採集中だった。
徳之島町の広報誌に「徳之島の昆虫シリーズ」が毎回掲載されてるので、直感
的に執筆者ではと思い尋ねてみると的中。
鹿児島昆虫同好会員で亀徳小学校の大坪博文教諭(49)だった。
亀徳小に赴任して一年半になるが、全ての虫に出会うまでずっと徳之島に居た
いという。昨年9月、徳之島で是非出会いたかった「アマミマルバネクワガタ」に
初対面、空をまるでカブトムシが飛んでるかのようで感動的だったと言い、「島の
自然は島民の宝」だとも言う。

クロマダラソテツシジミ ソテツ食害
クビリ線で出会った翌日、南日本新聞に「徳之島でも確認ソテツ被害不安」とい
う記事が掲載されていた。
同新聞より一部抜粋「亀徳小学校の大坪博文教諭(49)が9日、町健康の森運
動公園などで体長20_の成虫や幼虫を確認・・・・・」
全文はこちらをクリックして下さい。
大坪教諭によると、幼虫から約1ヶ月足らずで親になり、新芽のある限り世代交
代するという。亀徳の町営住宅港ヶ丘の植え込みには新鮮な成虫が数多く見ら
れここ一週間で拡散してると思われるとも。

食害にあった若芽=母間にて 幼虫=母間にて撮影 成虫:写真提供大坪博文教諭