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         天城町浅間出身の岡村隆博著「奄美方言」 提供:南方新社
平成20年2月18日(月)               
今年度制定方言の日
今日は「方言の日」。大島地区文化協会(事務局・大島支庁)が奄美の方言に
親しむ機会を作るために、今年度から2月18日を「方言の日」と定めた。
昭和30年代まで学校で方言を使うと「方言を使いました」と言うカードを首から
下げたり、週間努力目標に「方言を使わないようにしましょう」というのがよく取
り上げられた。昭和40年代に入ると各家庭にテレビが普及し始め、子供たち
の方言離れが始まった。
徳之島町教育委員会が毎年行っている成人式アンケート調査で、方言が話せ
ると答えたのは約7%である。奄美の各市町村では島口教室や島口大会など
を開催して保存活動に取り組んでいる。
近年、方言に関する出版物も相ついでいる。
天城町浅間出身の岡村隆博著「奄美方言〜カナ文字での書き方」や浜田敬助
著「徳之島の方言調べ」、南島研究で知られる民俗学者・故茂野幽考氏が半世
紀をかけて記録した奄美方言を、同氏の長男洋一さんが約10年がかりで辞典
「奄美現存古語注解」としてまとめこのほど自費出版した。

「奄美方言」 
岡村隆博著 定価2600円+税  
問い合わせ・南方新社 099(248)5455 岡村隆博氏 0997(85)4562

「徳之島の紹介と方言調べ」
浜田敬助著 定価1550円 問い合わせ 0492(66)3288

「奄美現存古語注釈」 
茂野洋一著 書店流通はなく、注文制作のため約2週間かかる。
定価約5000円 問合せ先 郁朋社 03(3234)8923