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    発掘調査が行われている「トマチン遺跡」=伊仙町佐弁
平成20年3月12日(水)         
伊仙町佐弁「トマチン遺跡」第4次調査
全国的にもまれな二重構造の石棺墓
  
伊仙町「喜念・佐弁砂丘遺跡群トラマチン遺跡」の第4次発掘調査が先月から始ま
っている。 同遺跡は約3000〜2300年前のものと見られ、箱式石棺墓としては南
西諸島では初の板状のサンゴ石を平積みにした側石(写真右)や、全国でもきわめ
てまれな二重構造を呈している。
調査は、鹿児島大学埋蔵文化財調査室が主体となり2004年度から行っている。
蓋石のある石棺墓の中からは4体の人骨やヒスイ玉、スジガイ、土器片などの装飾
品なども出土。 さらに全国的にもきわめてまれな「二重構造」をした石棺墓であるこ
とも分かっている。
今回の調査は15日までの予定で、現在新たな石棺墓(写真左)の発掘が行われて
いる。