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山公民館近くの広場で行われた一周忌慰霊祭
平成20年3月31日(月)         
陸自ヘリ墜落事故 一周忌慰霊祭 
遺族や自衛隊員ら現場山頂で献花
救急患者輸送に向かうために出動した自衛隊(那覇)のヘリコプターが徳之島町山
の山中に墜落し、隊員4人が死亡した事故から30日で丸一年がたった。
事故からちょうど1年がたった30日、事故現場を臨む山公民館の広場で遺族や自
隊員、地元住民ら約300人が参加して一周忌慰霊祭が行われた。 慰霊祭では4
人の冥福を祈って黙祷を捧げたあと、地元の寶田辰巳さんが作詞、幸田優さんが
作曲した鎮魂歌を陸上自衛隊第八音楽隊と徳之島高校の音楽部が披露した。
実行委員長の高岡徳之島町長は「二度とこのような惨事がないように、毎年命日
には慰霊祭を行う」とあいさつ。 建村機長(徳之島町亀津出身)の夫人の美代子
さんは「夫が人生をかけた職務に誇りを持ちたいと思います。離島医療の環境が
少しでも改善されることを祈っています」と遺族代表の挨拶を行った。
慰霊祭終了後、遺族や自衛隊員らは事故現場山頂に登り、花束を手向けたり各遺
体発見場所に焼酎を供えた。午後7時からは、町主催の懇親会が亀津のホテルで
行われた。


【写真特集】
祭壇の後方には墜落現場が霧に霞んで見える
                                                  
遺族 遺族
地元参列者 自衛隊員
慰霊の詞を述べる高岡町長 救急輸送活動感想文朗読 山中2年竹原由美さん
献花に向かう建村機長の遺族 遺族代表挨拶 建村美千代さん
【墜落現場】
焼け焦げた樹木が事故当時の凄まじさを物語る 花束を手向け手を合わせる遺族
遺体発見場所に焼酎を供える遺族
自衛隊員から当時の説明に聞き入る遺族 地中にはまだ金属片が
墜落現場に焼酎を捧げる自衛隊員
下山 頂上や登山道入り口に機長の同級生らが植えた桜
3回忌(来年)までに山公民館海側広場に
慰霊碑を建立。
墜落現場山頂には礼拝所を設置、現登山
道が急勾配なため現道の南側に新たに設
置予定。
沖縄から鹿児島経由で徳之島空港に到着した隊員