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保護地域設定に向けて、境界見出し作業=当部, | ||
平成20年4月12日(土) | ||
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環境省と林野庁は奄美を世界自然遺産候補地に決めた2003年の検討会で絶滅 危惧種の保護担保措置が十分でないと指摘、林野庁は今年2月、国有林の保護地 域設定に向けた検討会を設置。奄美の森を保護する本格的な取り組みが始まった。 林野庁九州森林管理局は来年度中に、奄美大島と徳之島の国有林で森林生態系 保護地域を設定する方針。 今後、設定委員会が奄美大島約4千百fと徳之島約3千8百fの国有林を対象に 保護区域の設定や管理方法を検討する。 生態系保護地域は原則、人手を加えず自然の推移に任せる「保存地区」と、自然教 育の場に活用できる「保全利用地区」に分けられる。保存地区は学術調査以外での 入山を禁止するケースもある。 徳之島の国有林の森林面積に占める割合は33%で奄美大島はわずか6%。九州 森林管理局は天城町当部などの国有林で、保護区線引きのための境界見出作業 を行っている。 最近、天然記念物の希少生物アマミノクロウサギが犬に襲われたり、輪禍に遭う事 故が多発している。 先月、当部でもクロウサギの死体が見つかり野犬の仕業かも しれないという。 しかも子育て中の可能性が高いというから影響は多い。 1995年の環境庁の調査で徳之島のクロウサギの生息数は、二百匹と推定されて いる。13年経った現在の増減はどうなってるのだろう。徳之島のクロウサギに関す るデーターは余りにも少なすぎる。轟木〜松原線や母間〜当部林道で、以前よく目 にしたクロウサギも最近、ほとんど見かけなくなった。 当部の死体が見つかった現場近くには、動物捕獲器が設置されている。保護地域 設定の論議をきっかけに地元の感心が高まって欲しい。 |
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天城町当部に設置された動物捕獲器 | ||
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富山丸慰霊祭 昭和19年に戦時徴用され、沖縄増強の部 隊を鹿児島から輸送中に徳之島沖で沈没 した富山丸の第45回慰霊祭が11日、同町 亀徳のなごみの岬公園の慰霊碑前でで行 れた。遺族や地元関係者が参列、3千7 百人余りの御霊の平安を祈ると共に、恒久 平和の誓いを新たにした。各県ごとに献花 を行い、徳之島混声合唱団が「さとうきび畑 」「千の風になって」を合唱。、亀徳小、神之 嶺小の児童らも参列、献花を行った。 |