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先人達が生活したヨヲギ洞穴遺跡=伊仙町  ,
平成20年5月16日(金)         
ヨヲギ洞穴遺跡 
伊仙町の義名山運動公園の北約500mの畑の横に開口する「ヨヲギ洞穴遺跡」は、
昭和59年、伊仙町歴史民族資料館元館長の義憲和氏が発見、翌年重要遺跡確確
緊急調査が行われた。
縄文(前)〜中世のサメ歯製垂飾品,貝製品,魚骨,動物骨などが出土。 出土品は伊
仙町歴史民族資料館に保管されている。
この洞は当地域では数少ない内陸部にある洞穴遺跡であるが、昭和60年の調査で
は全洞穴の測量は行われておらず、また測量図も存在しなかった。
平成8年8月、第二次徳之島洞穴調査隊 (愛媛大学学術探検部、京都産業大学探検
部、高知大学学術探検部など)によって詳細な測量図が完成した。
総延長は266.5m。 三つの洞口があり、洞内の中央部には水流がある。 二次生は、
つらら石が多く見られるが他の生物はあまり見られない。 調査隊はこの水流はおそら
く義名山運動公園の森に流出しているものと思われると報告している。