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夏を連れて飛来したリュウキュウアカショウビン
平成20年6月4日(水)         
アカショウビン繁殖の季節
澄んだ声でキョロロローと、遠くまでこだまするような鳴き声を出すリュウキュウアカ
ショウビンが夏鳥として飛来、巣作りの季節を迎えている。
5月から8月の島の朝はこの鳥の大合唱で明ける。 赤いくちばしが印象的で、鳴き
声から、方言では「クッカル」と呼ばれる。美しい羽毛を持ち、おしゃれな鳥にもかか
わらず、その巣の中の不潔さは対照的である。 食べ残しや糞が充満し、しばしばウ
ジが沸いている。 飛び方は弾丸のように直線的で、巣の近くに近づくと、長いくちば
しと鋭い目で頭上すれすれにカラスのような甲高い鳴き声で威嚇する。
巣作りは赤土のむき出した崖が主で、たまに民家近くの樹木などに巣穴を掘る事も
ある。 今年の初見は5月の2日。これから飛来数も増え目にする機会も多くなる。
7月の下旬ごろには幼鳥も見られるようになる。
                                                 
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民家の枯れ木に巣作り 赤土の崖に巣作り キョロロロ〜 水浴をするアカショウビン