子育てから学んだ『徳之島の魅力』 花徳小で美延さんが講演
〜昭和初期〜30年代の花徳地区の写真展 同時開催〜 |
徳之島町立花徳小学校(篠崎明人校長、児童数64人)で9日、伊仙町阿三出身の
美延睦美さん(45)を迎えて、「将来、社会でいきいきと活躍できる子どもを育てる」
をテーマに講演が行われた。 美延さんは三人の子育てをしながら、さまざまなボラ
ンティア活動をする傍ら、島の岩石や植物など多方面の研究をしている。
講演で花徳地区の岩石や地質の説明もあり、同地区に見られる多くの石垣は約12
0年前の「亀甲乱れ積み」と呼ばれるもので、また里久浜にある地質は特異で自慢し
て欲しいと話した。
徳之島は他に例のない特異な地質をした島で、特異な地質には、特異な動植物が
育ち生息する。これらの貴重な動植物を絶やさず、守り、伝えたいと徳之島の魅力
をたっぷり語った。
「知ってる徳之島 知らなかった徳之島」と題して当サイトの写真展も同時開催。
徳之島の風景、徳之島固有動植物、昭和初期から昭和30年代までの花徳集落の
写真など約50点を展示。 地域住民らも参加して、約60年前の茅葺(かやぶき)の
我が家を見つけて懐かしがっていた。 昭和30年ごろ花徳中(東天城中の前身)で
教鞭をとっていた山本克孝さん(89)は、当時の教え子や懐かしい校舎を見て、昔
の記憶を手繰り寄せていた。
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昭和初期の我が家を探す参加者 |
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約60年前の中学時代の我が姿を見つけて懐かしがる参加者 |
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