ティダマンデの徳之島 Home
過去の検索
記念撮影に収まる参加者=花徳小学校
平成20年11月14日(金)         
クロウサギを食べた少年達
1958年(昭和33年)、亀津町と東天城村が合併したその年に廃校となった東天城村
立花徳中学校第6回卒業生(昭和32年卒)の全国同窓会が11日から2泊3日で地元
で行われた。 恩師の兼トモ子さんが、かやぶきの暗い教室の地べたに机を並べ、雨が
降る度に足元を水が流れた授業の思い出などを語った。
約60年前にタイムスリップ、少年少女時代に思いをはせながら、和やかに酒を酌み交
わし、思い出話に花を咲かせた。 彼ら子供たちにとって一番の感心事は、食べ物と遊
ぶことしかなかった。なかでもクロウサギを捕らえて食べた話には驚いた。 巣穴を煙で
で燻し、飛び出して来た所を捕らえたらしい。 
(クロウサギは昭和38年、国指定特別天然記念物に指定された)
戦後の飢えと混乱を同一地域という形で、直接的に体験した少年少女ら。無論いまは、
60歳後半となった立派な大人たちの集まり。


当時の花徳中学校=昭和27年ごろ