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産卵のためリーフ近くに寄ってきたコブシメのつがい
平成21年4月4日(土)
コブシメの産卵期
天城町の千間海岸や徳之島町の下久志海岸などで、コブシメの産卵が見られる季節
になった。 産卵は3月後半から6月にかけて行われる。 メスはサンゴや岩の隙間など
卵を隠す場所を慎重に探して卵を産み付ける。オスは無防備なメスを守るように産卵
が終わるまでそばに寄り添っている。産み付けられた卵は、ビー玉ぐらいの大きさで、
真っ白く真珠のように輝いている。体長1メートル、体重10kgにもなる大きなイカで場
所に応じて体色を変える。食用としても人気のある甲イカの仲間で、船の形をした貝殻
を持っている。 コブシメの寿命は1年といわれ、この時期、ひたすら交接と産卵を繰り
返し、リーフ近くに寄って来るので、イザリの人達に捕獲されることが多い。
与名間の松山順子さん(59)は、同海岸でイザり中に仕留めたコブシメを、友人などに
振舞って喜ばれた。