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一族一種の固有種「アマミノクロウサギ」=徳之島町 | |
平成21年6月2日(火) | |
生きた化石「アマミノクロウサギ」 ~クロウサギの里づくり事業始まる~ ~NPO法人クロウサギの里設立計画~ |
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アマミノクロウサギは奄美大島と徳之島にだけ分布し、1921年に国の特別天然記念物に指定された絶滅危惧種である。形態およびDNAの解析によりウサギの中でも原始的なムカシウサギの仲間とされている。 今年は例年に比べて出没がよく、各ポイントで観察できる。 開発や伐採等により生活環境が破壊され、個体数は減少している。現在の生息固体数は、奄美大島3,000頭前後、徳之島200頭前後と推定されている。奄美大島では人的移入によるマングースが生存を脅かしている。徳之島ではマングースは定着していないが野犬や野猫などによって捕食される観察例がある。夜間道路に出る事が多く車との遭遇事故も多い。そんな減少の一途をたどる中、当部の南部ダム隣接地に「クロウサギの里づくり事業」が先日から始まった。当部集落周辺はクロウサギの生息数が多く、総事業費二千百二十万円をかけて暗視カメラや監視モニターなどの夜間の観察施設を整備する。 また、当部集落周辺の貴重動植物の保護活動や、集落内での自然体験などに来る児童・生徒や観光客にボランティアで案内活動を行っている松村博光さんが中心になって、「特定非営利法人クロウサギの里」設立を計画。この程、発起人会が開催された。近々NPO法人の設立総会も予定されている。 |
南部ダム隣接地で始まった「クロウサギの里づくり事業」 | 授乳中? |
数メートルまで近づいても逃げようとしない | 好物のススキを食べるウサギ (頭隠して尻隠さず) |
クロウサギの巣穴? | 巣穴近くのクロウサギの糞 |
ヨモギを食べるクロウサギ | シダ類も好物のようである |
春のうたた寝? | 近くには野良猫の姿も |
糞はオープンスペースで (外敵から身を守るため?) | 道路中央に出没している事も(夜間の車の運転は慎重に) |